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Quod Erat Demonstrandum ―Q.E.D.―

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4/6から新学期がスタートしています。
9時に出て早くても9時に帰るという生活がデフォルトになりつつありますよ(疲)


そんな中、毎週チェックしてる探偵X
解決編も携帯配信があるので、テレビ見る暇がなくてもOKなのが嬉しいです(NHKの意味ないじゃん)
推理投票も参加し損ねが増えてきましたが、まあ、問題なし。

そうそう、見始めてから気づいたんですが、探偵X用の小説って完全オリジナルじゃないんですね。
てっきりTV用のノンシリーズ、もしくは連作で来ると思ってたんですが、結構おなじみのキャラが出てきてびっくりです。
各シリーズの新作待ちの人には不意打ちだったんじゃないでしょうか。

で、今回の担当は芦辺拓さん。
探偵は勿論森江春策。
即、思いましたよ。

絶対ドラマ見ない。

森江春策映像化は絶対嫌ー!
森江さんは森江さんであって、森江さんでしかないんだー!

なんと言うかですね、私、自由度が低いものが高いものになる(ドラマのノベライズとか)のは全然構わないんですが、その逆は絶対許せないんですよね。
だって、それだけ自分の思考範囲潰すってことでしょう?
それがすごく嫌なのです。
全くの別物、パスティーシュ、ぐらいで楽しめばいいんでしょうが……。
そのものに思い入れが強すぎるとそれも出来ないんですよね~。
別に映画化・ドラマ化を絶対悪と思ってるわけじゃないんですけど。


ということでドラマは全く見ませんでしたが、解決編は小説版で確認しましたよ。
やっぱりそう来たかってものでした。


※注意※
以下、今回の小説及びミステリーズ!に掲載された犯人当て小説(タイトルど忘れ)のトリックに触れます。
未読の方はご注意ください。



探偵(偽者?)=犯人って構図、好きだよなあ、芦辺さん。
第一章で「森江らレギュラー陣は犯人でない」って宣言した時点でこのトリック使ってくるの読めたもんな。
しかも、「叙述トリックで男性が実は女性だったとか、そこにいた人間を省略するとか」ってのは、ミステリーズ!のトリック直球ですよね。
(そしてその時、そのトリックに騙されたくちですが)
あれは完全なる叙述トリックだけど、これも叙述トリックの一種と言って良いんじゃないかと。
強いて言えば、映像トリック?
少なくとも火サスみたいに主人公の役者が固定してたら厳しいトリックですよね。

ともかく、「探偵=犯人」構図を想定して読むと、本編突入してすぐに森江が偽者だってわかっちゃうんですよね。

だって「カップが2つ=直前まで来客あり」なのに、留守電が入ってるってのはおかしいですよね。
いくら来客中でも電話は取るでしょう。
それより前に録音されていたにしても、来客が来る前に聞く暇がないほど慌しかったのは不自然。
留守電は聞いてみないと用件がわからないから、いくら忙しくても緊急だった場合困るから聞くはず。
つまり今いる森江は偽者で、電話に出られないため留守電になったと考えられる。
よって、犯人は森江春策(偽)。

蛇足推理として、問題編の量が少ないのも森江が森江じゃないことを伏せるため。
ここが文章の難しい所だと思います。
ドラマなら台詞や行動に動作主足さなくても大丈夫なんですが、小説で主語省きまくると違和感出ちゃうんですよね。
登場人物の台詞に嘘が含まれる分には構わないのですけど、地の文に嘘は書けないし。
うーん、やっぱりこのトリックは映像向きですな。
(問題編も全部ドラマで、小説版なしだったら完全に騙されたかも)


なんやかんや書きましたが、今までの中で一番好きな話です。
読んでてニヤニヤしたくなる話の組み立て、トリック。
これぞミステリの真骨頂だと思います。

よく、「ミステリなんて推理ゲームと変わらない」と言う人がいます。
それに対抗して、中身に意味と深みを持たせようとしている作家さんもいます。

それはそれで良いと思うし、その方たちの考えを否定する気はありません。
でもね。

推理ゲームで何が悪い?

ぶっちゃけ、小説はフィクションでエンターテイメントの一部でしかないんですよ。
荒っぽく言えば、文学も芸術も突き詰めれば全部エンターテイメントなんだと思います。
楽しむためにあって、決してあれこれ文句並べ立てるためにあるんじゃない。
ピカソの絵だって、キュビズムがどーのこーのという部分がわからなくても、あのエネルギーとか絵に対する情熱とかそんな類のものを感じて、すごいなあ、面白いなあと思えれば良いんじゃないかと。
むしろ絵の価値とか絵の背景とか、そういったものに囚われ過ぎて絵自体を楽しめなくなった方がもはや絵を見ることの意味を失ってしまっているんじゃないかと思います。

だからミステリも面白いから存在する、それで良いんじゃないかと。
作者に向かってチェックメイトを言い渡すあの感触、あれのために存在すれば良い。
それをくだらないって言うのは野暮なんですよ。
ミステリは面白くて、作者との頭脳ゲームに血液が沸騰するような興奮を与えてくれるもの。
それを失ったらもうそれはミステリじゃない。
それが嫌なら読まなきゃいいと思う。

だってエンターテイメントってそういうものでしょう?
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