前に予告したように、サイト名について。
ついでに名前つながりで、ＨＮの由来も書いておきます。


・ＨＮ・

旧ブログの方でヒントは書きましたが、わかったよーと言ってくれる人は誰もおらず……。
難しかったでしょうか？

[読み方]　※注：有栖川さんと北村さんのエッセイのネタバレになります。
73の文字をひっくり返すと、ELと読めるので、「エル」です。

この話はすごく好き。
何気ない日常の一コマを謎解きにしてしまうのがすごい。
本格の真髄だなあ、って思います。

出典は、『赤い鳥は館に帰る』（有栖川有栖）。
北村さんは『謎物語』と思ったんだけど、見当たりません。
『ミステリは万華鏡』の方だったかも……（未確認）
ちなみに、「エル」の由来は、勿論EQの愛称ですよ。



・サイト名・

ＨＮと違って真面目な話っぽくなるので、あえて追記に。

「Ｑ．Ｅ．Ｄ．」の前は、「ぼくのミステリな日々」というタイトルにしてました。
若竹七海さんの『ぼくのミステリな日常』からの借用です。
この題名は、もじって記事タイトルに使いたいな～、と前から思っていたもの。
旧ブログも本のタイトルのもじりだったので、これでいってみようかと思いました。

でも、いざ本格始動しようという段階で何か違和感。
気恥ずかしいなというのと、合わないよなというのと。
それで色々考えたわけですが、しっくりくるのがなく。

そんな中、ふと思いついたのが、「Ｑ．Ｅ．Ｄ．」。
証明終わり、という言葉。
本当は日本語タイトルにしたかったので、却下しようと思いました。
が、多分これが一番しっくり来るよなあと思ったので採用することに。


しっくりくる理由を書く前に、ＨＮの位置づけについて述べてみようかと。
説明の順序から言って、こちらを先に書くべきだし。

紫式部と清少納言ってご存知ですよね。

藤原氏の権力争いに巻き込まれた彰子、定子お二方それぞれの女房。
清少納言はあっけらかんとした人物で。
紫式部はどちらかと言うと陰湿な感じだったとか。

まあ、そういうことは今関係なくて（おい）

ご存知の通りこの名前、所謂「あだ名」なんです。
源氏物語のヒロイン（？）が「紫の上」だから、紫式部。
清原氏の出だから、清少納言。
「本名を知る＝その人を支配する」、という考えから普段は本名を呼ばないという習慣になったそうで。

まあ、そのあたりもどうでも良くて（まて）

結論として何が言いたいのかというと、「名前がその人を指し示す」ということ。
と言っても、名前の意味とかそういうことを言いたいわけではないのです。
勿論、言霊信仰をしてるわけでもないです。
名前＝ラベルとした方がわかりやすいかも。

つまり。

「江戸川乱歩」という作家は、「平井太郎」という人物とイコールではないということ。
（乱歩を出したのに意味は全くないです）
心理学を齧ったことがある方は、「マルチチャンネル・モデル」を考えてくれるとわかりやすいかと思います。
作家「江戸川乱歩」は「平井太郎」の一部ではあっても、全部ではない。

ようするに。

「73」も「私」の一部であって、「私」自身を指すのではない。

「73」というのは、ＨＮというよりＰＮという位置づけの方が大きいです。
つまり「73」は“物書き”というパーソナリティーのラベルなんですね。
大学で授業受けてる時とか、友達と遊んでる時とか。
そういう時のパーソナリティーとはまた違う、「私」。


なんか話がずれてきた気もしますが（え？）、そろそろ本論に。

「73」の“アイデンティティ”は文章を書くこと。
裏返せば、「文章を書く」から「73」は存在し得る。
つまり、「文章を書くこと」が「73」の存在証明。
だから「Ｑ．Ｅ．Ｄ．」。

本当は「証明終わり」でなく、「証明中」の方が良かったのですが、ラテン語できないもので。
「Ｑｕｏｄ Ｅｒａｔ Ｄｅｍｏｎｓｔｒａｎｄｕｍ」を現在形にできませんでした。
誰か変換できたら教えて欲しいものです。



と、真面目に書いてきましたが。

そこまで深く考えてるわけではありません。

実際「73」というカテゴリづけから離れた部分も記事にあるし。
「73」という区分がはっきりしてるわけでもないし。
むしろあまりにもはっきりしてたら、それは「マルチチャンネル・モデル」のレベル超えるし。

思考の果てにこんなトコまで行ったよ、ぐらいに取ってくれると有難かったり。
あ、ＨＮが複数あるのはこういったところが理由なんですよ、晃弥嬢。