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Quod Erat Demonstrandum ―Q.E.D.―

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上野の科学博物館行ってきました。
2回目。
クラスとしては初めて。
楽しかったですよー。
ああいうところは話の通じる人と行くのが良いですね。
コアな話しても通じるし。
逆に学べたりするし。
これが教養の良さですかね。


割と濃い話(≠重い話)をしたいので、先に総まとめ的感想を。


本当に16組って好きだわー。
あのコミュニティの、あの雰囲気。
ちと体調悪かったんで、行くの考えたのですが。
行って良かった、本当。

でもお昼の時、熱で意識が半分飛んでたんで、相当まずい発言をしたような。
悪意はなかったんです。
関係者の皆様、傷つけてたらごめんなさい。
謝罪ついでにもう一つ。
HN+性別でクリーンヒットと言いましたが、ヒットしなくなってました。
すごく増えてるんですね、会員数。



で、濃い話。


どこかの学校の遠足だか体験学習が来てました。
小学校っぽいのと中学っぽいの。
彼らは展示物を見て、何か発見をして、それを記録する。
でも多分。
その裏にある理由とか現象とか生態系とか。
そういうものは見えていない。
存在を感じてはいても、見てはいない(と、思う)

別に、「うわー、子供だねえ」と見下したいわけでなく。
彼らの視点を嘲笑したいわけでもなく。

ただ、懐かしかった。

自分も昔は、ただ見てるだけだった。
その後ろに広がる「もの」は覆い隠されていて。
世界は狭かった。
今の自分から見る世界、と限定すれば。

今の自分が見る世界。
種々に千切れた法則をかき集め、作り上げる世界。
論理に満ちていて、ネットワークが縦横無尽に張り巡らされている世界。

この世界が一般的なのか、そうでないのか。
そんなことは私の知る所じゃない。
間違ってるか、正しいか。
誰もわからない。

でも唯一わかること。
それは、「この世界は無限にある世界の一部だ」ということ。
そして今日歩いていた彼らは、この世界に属していない。
(この「世界」の定義が連続的に変化しているのだから、的外れな発言なのは承知済み)
いわゆるジェネレーションギャップ。
(ちょっと違うか?)

そのギャップが。
すごく。
何と言うのか。

愛おしい。

物質的には何も変わっていない世界でも。
1分、1秒と時が過ぎている内に。
劇的、ではないだろうけど。
「世界」は変化している。
いや。
世界を見る私の「眼」が変化する。

それを人は、「成長」と言ったり、「汚れる」と言ったりする。
でもつけられた言葉なんてどうでも良い。
変化するという事実は事実。
そして、この先も変化し続けていくのは絶対。

この「絶対」が、どうしようもなく嬉しくて。
変化する先が待ち遠しくて。
変化の先に見える世界を見てみたくて。
その世界で生きる自分になりたくて。

こういうことを切に感じるのがミステリを読んでる時。
小さい頃は、あんなにもトリックを考えることはなかった。
トリック・プロットの組み方に感動することはなかった。
その分トリックに騙されて驚く、ということが少なくなったけど。
これが良いのか悪いのかは、きっと誰にもわからない。
一長一短。

話は戻って。

今回私は、「子供」の、「過去」の視点で見てなかった。
同じものを見てるはずなのに、隣にいた学生達とは見える世界が違っていた。
視点の交差。
世界の交わり。
何気ない一コマが、すごい現象に見えた。


これが今日の一番の収穫でしょうか。
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コメント
無題

私の言語の限界が私の世界の限界を意味する。(ウィトゲンシュタイン)
2006/09/24 23:17 creature [EDIT]
そして世界は神の領域を目指すらしい(By 比較思想)
こういうわけで、この町の名はバベルと呼ばれた。主がそこで全地の言葉を混乱(バラル)させ、また、主がそこから彼らを全地に散らされたからである。(創世記11章9節)
2006/09/26 17:29

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